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 今年5月、裁判員裁判が始まって10年を迎える。制度への理解を広めようと、大阪地裁が5日、裁判員を体験できる「裁判員裁判体験ツアー」を開いた。

 参加した105人は、裁判官から刑事裁判の流れや裁判員を選ぶ「選任手続き」の説明を受けた後、実際の法廷で検察官や弁護人などの役にわかれ、強盗致傷事件を題材に模擬裁判を行った。その後、円卓のある法廷に移動し、裁判員と裁判官が被告の有罪・無罪や量刑を決める「評議」も体験した。

 ツアーには裁判員経験者らがサポーターとして同行。裁判員に選ばれたことをどう職場に報告したか、守秘義務についてどう感じるかなど、率直な感想を参加者に伝えた。

 ツアーに参加した箕面市の会社員女性(58)は「自分に人を裁く重責が果たせるのか」と不安に思っていたが、「分からないことは裁判官に率直に相談すればいいと、経験者の口から聞けて良かった。もし選ばれたらやってみたい」と話した。(大貫聡子)