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 奈良県上牧(かんまき)町の介護老人保健施設で2017年5月に入所者の女性が殺害された事件で、県警は5日、施設の元介護職員、田島茂容疑者(56)=大阪市東淀川区上新庄3丁目=を殺人容疑で逮捕し、発表した。県警によると、「身に覚えはありません」と話し、容疑を否認しているという。

 捜査1課によると、田島容疑者は17年5月10日ごろ、同町上牧の介護老人保健施設「こころ上牧」で、入所者の森本ミツヱさん(当時97)の首を絞めて殺害した疑いが持たれている。

 事件当時、森本さんは4階の個室で倒れており、死因は窒息死で死亡推定時刻は同日午前0~3時。捜査関係者によると、首には細いひものようなもので絞められた跡があったという。

 県警によると、田島容疑者は15年10月から同施設で勤務。事件当日の夜勤(9日午後8時~10日午前7時)は、田島容疑者を含む介護職員4人と看護師1人だった。入所者がいる2~5階を介護職員が各階1人ずつ担当し、田島容疑者は4階の担当だった。事件当時、施設は施錠され、外部からは出入りできない状態だった。

 事件直後、田島容疑者は県警の聞き取りに「10日午前3時20分ごろに森本さんの異常に気づき、当直勤務の看護師の女性にPHSで電話をかけた」などと説明していたという。

 田島容疑者は17年中に施設を退職して、現在は大阪市北区の飲食店で働いており、今年1月に朝日新聞の取材に対し、事件について「たぶん事故。あの施設の中で殺人事件はありえない」などと説明。亡くなった森本さんの人柄について「記憶にない」と話していた。

 「こころ上牧」の赤松将成施設…

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