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 歩きながらモンスターを集めるスマホ用ゲーム「ポケモンGO」で遊ぶ中高年層は、冬でもよく歩くとの分析を東京大の研究チームが発表した。とくに55~64歳ではその傾向が顕著で、サービス開始から5カ月後の2016年12月には、ゲームで遊んでいる人は1日平均で9654歩歩き、遊んでいない人より1891歩多かった。

 研究チームは、横浜市の協力を得て、市内の40歳以上の230人の1日の平均歩数を、ポケモンGOのサービス開始前の16年6月と、開始後の8月~翌年3月で比べた。

 冬は出無精になりがちだが、ゲームで遊ぶ46人は歩数の減りが少なく、16年11、12月と翌年2月で、遊んでいない184人と比べて歩数が多かった。

 年代別に分析すると、55~64歳でとくに歩数の差が大きく、調査した8カ月のうち、7カ月で遊んでいない人より歩数が多かった。今でも熱心に遊んでいる利用者は、よく歩く傾向が続いている可能性がある。

 樋野公宏准教授は「若い時にゲームを楽しんだ世代が中高年になり、この世代はゲームを使う健康増進法との親和性が高いのではないか。中高年の健康対策を考えるために役立ちそうだ」と説明する。

 研究成果は、医療と情報科学のオープンアクセス誌「Journal of Medical Internet Research」(https://doi.org/10.2196/10724別ウインドウで開きます)に掲載された。(杉本崇)