[PR]

 インターネットの匿名掲示板にヘイト投稿をして沖縄県石垣市の在日韓国人の自営業男性(35)の名誉を傷つけたとして、石垣区検が1月、男2人を名誉毀損(きそん)罪で略式起訴した。石垣簡裁は2人にそれぞれ罰金10万円の略式命令を出した。関係者への取材でわかった。

 八重山署によると、匿名掲示板「2ちゃんねる」などで「詐欺師」「朝鮮人は石垣から出て行け」などと名指しで書き込まれているとして、男性から2016年に名誉毀損の疑いで刑事告訴があった。署は「名誉毀損罪の構成要件に該当しない」として容疑者不詳のまま、昨年11月に那覇地検石垣支部に書類送検した。

 地検によると、石垣区検が捜査し、男2人を特定。1月15日と23日にそれぞれ略式起訴し、石垣簡裁が同17、24日にそれぞれ略式命令を出した。

 男性は朝日新聞の取材に「ヘイト投稿によって会社名も書き込まれ営業収入が大幅に減った。償ってほしい」と話した。

 ヘイトスピーチをめぐっては、京都地検が昨年4月、京都市内の朝鮮学校跡地周辺で拡声機を使い「日本人を拉致するような学校はたたき出さなければならない」と発言し動画サイトで配信したとして、団体元幹部の男を名誉毀損罪で在宅起訴している。