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 コンビニエンスストア大手のローソンは6日、埼玉県三郷市の2店舗が弁当などの消費期限のシールを貼り替えて販売していたと発表した。期限の過ぎた商品が約1万点以上売られた可能性がある。現時点で健康被害は把握していない。同社は2店を先月閉店させ、同県草加保健所に報告した。

 同社広報室によると、三郷天神一丁目店が2016年7月~今年1月、三郷彦糸店が14年7月~17年6月に、店内調理のカツカレーなどの弁当や調理パン類のシールを貼り替え、消費期限を午後4時から同11時に変えていたという。

 同社の推計では三郷天神一丁目店で最大約1万3700点を販売。三郷彦糸店は記録が残っておらず不明という。同社が複数の商品で消費期限を7時間過ぎた状態を検査したところ、1品で国の基準を超える数の「一般生菌」が見つかった。同社担当者は「健康被害が出るものではないが、食べた際に違和感などがあるもの」としている。

 同社に先月中旬、情報提供のメールがあり、分かった。同社は両店舗で17年まで勤務していた元従業員の男性が指示して貼り替えが始まったとみているが、男性は認めていない。両店舗のオーナーは同じ男性で、貼り替えを把握していたと認めているといい、同社はフランチャイズ契約を解約。元従業員の男性とともに法令違反の有無を県警に相談している。加担した従業員11人も解雇した。

 同社はレシートがあれば購入者に返金し、今後、はがせないシールの導入などを進める。問い合わせは同社(0120・066・307、午前9時~午後6時)。(小笠原一樹)