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 ゆるキャラグランプリで優勝経験がある高知県須崎市のニホンカワウソ「しんじょう君」と、そのそっくりさんのキャラ「ちぃたん☆」の関係が対立に発展した。楠瀬耕作・須崎市長は6日の会見で、「ちぃたん☆」を管理する東京の芸能事務所にビジネス利用の中止を求める文書を送ったことを明らかにした。

 「ちぃたん☆」はモデルになった同名のコツメカワウソがおり、昨年1月に実際の動物の方が須崎市の観光大使に任命された。ところが、同時期に誕生したゆるキャラも大使を自称し始め、草刈り機を振り回すなど過激な動画で人気を集める一方、「危ない」などと批判も高まっていた。

 ゆるキャラの「ちぃたん☆」は「しんじょう君」と同じデザイナーが手掛け、外見はそっくり。混同されて困った市は1月17日、動物の方の大使を解任した。

 さらに市によると、「しんじょう君」の商標登録後、「ちぃたん☆」も登録申請されていたことが判明。昨年夏に特許庁が類似性を理由に却下したが、米国や韓国でも申請中で、海外での商標登録やアニメ化をめざす「しんじょう君」と競合する可能性も出てきた。楠瀬市長は「権利が侵害されている」として訴訟も検討するという。芸能事務所は取材に「事実確認を進めている」などとメールで回答した。(堀内要明、加藤秀彬)