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 2月15日は「国際小児がんデー」。長崎大学病院(長崎市)では幼少期や青年期に小児がんを患った経験がある医師や看護師らが多く勤務し、医療者を志す医学生もいる。病を乗り越え、人生の一つの「転機」からそれぞれ医療への道を志したという。

 医師や医学生たちは入院や通院する子どもたちにメッセージを送る。

 「あなたが一番がんばっています」(男性医師)。

「病気であろうがなかろうが、将来のことは誰にもわかりません。『今』を大切に生きてくれたら」(女性医師)。「つらい時はつらいと声に出して泣いていい、それが子どもの特権です。思う存分頼って甘えてください」(医学生)。「病気を乗り越えられる力を1番持っているのは自分自身です。しっかり食べて、たくさん寝て、いっぱい笑って力をつけていきましょう」(医学生)。

 小児病棟では、病気にかかわらず、小さな子どもは笑ったり泣いたり、親に甘えたりしている。もう少し大きい子たちは、院内学級で勉強したり、対戦型の通信ゲーム機で盛り上がったり、病棟がにぎやかになることもある。もちろん、抗がん剤や放射線などの治療で、体調が優れないこともある。

 小児がんを経験した小児病棟の医師は「この経験をいつか、人生に生かしてほしい。そうなれるよう支えになりたい」(池田良)