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 マドゥロ大統領の独裁に対する反発が広がり、政情不安になっている南米ベネズエラの軍は6日、隣国コロンビアとの間にかかる国境の橋にコンテナを置くなどして封鎖した。現地メディアが報じた。反マドゥロ派が要請した食料や医薬品など支援物資の搬入を阻止するためとみられる。

 ベネズエラでは経済危機から食料や医薬品が不足。十分な治療が受けられずに亡くなる人が出るなど、人道危機が指摘されている。

 反マドゥロ派で、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長は「飢えにより25万~30万人が死に直面している」とし、支持を受けるコロンビアやブラジルに人道支援を要請。食料や医薬品60トンがコロンビア側の国境の町ククタに到着し、マドゥロ政権に対し、ベネズエラ国内への搬入を認めるよう求めていた。

 これに対し、マドゥロ大統領は、反マドゥロ派による「安っぽい茶番劇だ」と決めつけ、「ベネズエラは物乞いの国ではない。国の危機は努力で乗り越えることができる」と反発。物資とともにコロンビアや米国の軍が入り込むと主張し、「侵略行為だ」と非難していた。(モンテビデオ=岡田玄)