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 福井県小浜市下田の市立中名田小学校で7日、イノシシ肉を使ったジビエの調理実習があった。ベテラン猟師の指導で4、5年生の児童13人が、イノシシ汁の調理に取り組んだ。

 児童たちは今年度、総合学習の時間を使って、猟師がわなを仕掛ける様子や、鳥獣の解体・焼却施設を見学してきた。この日は、県猟友会小浜支部長の大椿明夫さん(60)ら2人が指導役となって、昔から伝わる「猟師鍋」を作ることに。2キロの肉を三つの鍋に入れて塩で味付けし、あくを取り除いた。隠し味に少量のみりん、しょうゆ、コショウを加えて完成させた。

 イノシシ肉を初めて食べたという4年生の大江佑奈(ゆうな)さん(10)は「とても好きな味です。家でも作ってみたい」と笑顔だった。大椿さんは「捕ったものは粗末にせず、山の恵みに感謝していただく猟師の文化を伝えられれば」と話した。(菱山出)