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 東京・新宿で居酒屋の客引きが無免許で無線機を使ったとして、警視庁は店長の男(26)=さいたま市南区=と従業員の男女計3人を電波法違反(無線局の開設)の疑いで逮捕し、7日発表した。客引きによるつきまといを取り締まる東京都迷惑防止条例に抵触しないように、数人で短距離ずつ客を「リレー方式」で誘導する手段として無線機を使っていたという。

 警視庁は、客引きらによる同様の無線機の違法使用が新宿をはじめとした都内の繁華街で横行しているとみており、取り締まりを強化している。

 保安課によると、逮捕容疑は5日午後9時すぎ、東京都新宿区新宿3丁目の居酒屋とその周辺で、店内と客引きとの連絡用に、総務相の免許が必要な無線機を無免許で使用したというもの。店長は「メールのやりとりより無線機のほうが早く、客引きに必要だった」と話し、容疑を認めているという。

 同課は昨年12月、店が使用している無線機が免許が必要なものと確認し、店長らに注意していた。路上から建物内とやりとりできるような出力の無線機は通常、免許が必要という。

 周辺では、ほかの店に行こうとする客に「あの店は満席だからうちの店に」などと声をかけて横取りするといった強引な客引きへの苦情も多数寄せられているという。