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 今年も春闘の季節がやって来た。一方の主役、経営側が例年、回答を練る参考にしている文書が、経団連の経営労働政策特別委員会がまとめる「経労委報告」だ。その今年の報告に「おそるおそる入れた」(首脳)という項目がある。会長として初めて、春闘に臨む中西宏明氏の肝いりで加えられた。将来の働き方を見据えているとの評価もできるが、やり方次第では日本型の雇用慣行を崩しかねない内容もはらむ。

 それは、全115ページの2ページを占めるに過ぎない。「Society(ソサエティー)5・0時代の雇用システムのあり方」という項目だ。

 ソサエティー5・0とは経団連の時代認識で、狩猟、農耕、工業、情報の次にくる5番目の時代を指す。中西会長は、ソサエティー5・0を「デジタル技術とデータの活用が進み、個人の生活や行政、産業構造が大きく変わる新たな『創造社会』」と想定。企業の主力事業もデジタル化で次々と変化し、従業員に求められる業務も移っていくと見る。

 経労委報告のこの項目は、そんな認識を受けて書かれている。

 新卒一括採用や終身雇用を前提…

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