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 認知症の義母から「姑(しゅうとめ)が呼んだらすぐに来んさい」「財布をとったでしょ」と毎日のように責められる。仕事を理由に、夫は訴えに耳をかすこともない。誰も理解してくれず、ストレスは募る……。そんな女性の悩みを描いた劇を1月下旬に披露した。

 家族や親族らを介護する「ケアラー」たち。その支援を考える講演会の場で、「素人介護劇団『はぴねす座』の旗揚げ公演」とうたい、介護経験を持つ人たちで舞台に立った。「見てくれた人が、講演会の内容をイメージしやすいようにと思って」。自らは認知症の義母を演じた。

 30年ほど前、介護の世界に足を踏み入れた。大阪にいた頃、友人が介護福祉士の学校に通っていると知った。「人と関わる新しい仕事をしたい」と考えていた時期。興味が芽生えて一緒に通った。

 資格を取ると、特別養護老人ホ…

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