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 江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(1760~1849)の作品を集めた展覧会「北斎 永田コレクションの全貌(ぜんぼう)公開〈序章〉」が、松江市袖師町の島根県立美術館で開催中だ。津和野町出身の北斎研究家で昨年66歳で亡くなった永田生慈さんが同美術館に寄贈した約2千点のコレクションを約10年かけて紹介していく第1弾だ。

 3月4日までの前期と、同6~25日の後期に分けて計304点を紹介する。前期は197点を展示し、冨嶽三十六景からは「凱風快晴」や「江戸日本橋」、「武州千住」など8点が並ぶ。

 会場には初日の8日、永田さんが津和野町に開いた葛飾北斎美術館(1990~2015年)で事務長を務めた、居田(すえた)幽香子さん(83)が訪れた。居田さんは「コレクションが県立美術館に収まり、ああ良かったなとほっとしています。懐かしい作品が並んでいて涙が出ます」と話していた。

 料金は当日一般1千円、企画・コレクション展セット1150円。大学生600円、セット700円。小中高生セットのみ300円。前売りは一般セットのみ900円。11日と3月16日の午後2時から、担当学芸員によるギャラリートークがある。問い合わせは同美術館(0852・55・4700)へ。(奥平真也)