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 中津川市の和菓子店が14日のバレンタインデーに向け、次々に創作チョコレート菓子を生み出している。洋菓子の代表的素材であるチョコが和菓子職人の手にかかると……。

 幕末の元治元年(1864)年創業の「川上屋」は、地元の榧(かや)の木の実にスイスから仕入れた高級チョコをまぶした。常緑樹の榧は市内に自生し、「かやの木町」という地名もあるが、近年、木は少なくなり、実は希少という。実の素朴な苦みとチョコの甘さが絶妙なハーモニーを奏でる。

 加子母(かしも)地区に店を構える「仁太郎(にたろう)」は、干し柿を割ってホワイトチョコでコーティングした。名前は格調高く「柿天女(かきてんにょ)」。和風のチョコ菓子だ。日本酒と酒粕(さけかす)を練り込んだサイコロ型のチョコ18粒をヒノキの一合枡(ます)に詰めた「酒蔵生ちょこ」も味わい深い。

 他の店では「芋けんぴ」にチョコをまぶしたり、ブラウニー(チョコケーキ)に栗の甘露煮を刻んで混ぜ込んだりした「まろんdeロマン」など、様々な商品が生み出されている。(森川洋)