渡辺謙、気仙沼に毎日ファクス「五輪、東北そっちのけ」

有料記事東日本大震災8年

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 東日本大震災後、宮城県気仙沼市でカフェ「K―port(ケイポート)」を開き、住民との交流を続けている俳優の渡辺謙さん(59)。店は6年目に入る。これまでの活動や被災地、福島や東京五輪について語った。

 日本にいるときは月1回は店に顔を出します。行けないときはほぼ毎日、筆でメッセージを書いてファクスを送っています。1日1回、ケイポートのこと、気仙沼のことを思い出していますよ、と。地球のどこにいても考えているってことを、みなさんと共有したかった。

 メニューは僕が考えています。一番人気が新鮮な魚を使った賄い丼。魚をぶつ切りにして卵黄とコチュジャン風のソースで半分食べて、後はお出汁(だし)でお茶漬けみたいにして。

 ケイポートはある種、悲痛な…

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