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 新酒を味わい、普段入れない酒蔵を見学できる「酒蔵開き」が9日、香川県綾川町の綾菊酒造であった。約2千人が搾りたての酒を味わったり、利き酒にチャレンジしたりしていた。

 同酒造は、杜氏(とうじ)の名前を冠した「国重シリーズ」などで知られる。寒造りの酒が出荷されるこの時期に毎年酒蔵を公開しており、40回目。

 来場者は、県の登録有形文化財に指定された酒蔵を見学。酒米を蒸す機器や高さ3メートルを超すホーロー製のタンクがずらりと並ぶ中、タンクから出されたばかりの限定酒を味わった。蔵特製のあまざけや地元産の肉を使った豚汁も振る舞われた。岸本健治社長(54)は「年が明けて少し冷え込んだおかげで、キレのあるいい酒ができました」と話した。

 坂出市から夫婦と孫の3人で訪れた岡崎百合子さん(75)は、純米や吟醸など5種類の酒を味わい、それぞれを当てる利き酒に挑戦し、三つ正解した。「毎年訪れていますが、去年は一つも当たらなかった。白ワインが好きですが、日本酒の利き酒にはまりそうです」と話していた。(江湖良二)