【動画】天日と寒風にさらされる「凍りこんにゃく」=小川智撮影
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 兵庫県多可町加美区の有限会社「畑中義和商店」で、肌洗い用のスポンジとして使う「凍りこんにゃく」作りが最盛期を迎えている。無添加で、きめ細かい天然素材の繊維のため、赤ちゃんのような敏感な肌を洗うのに良いという。

 食用こんにゃくを使い、冷凍と解凍を繰り返してスポンジ状にする。さらに10日ほど日光にさらして漂白。最後に1カ月半以上寒風に当てて乾燥させ、できあがる。

 この地区では、山から吹く乾燥した寒風や、温暖差のある気候などが「凍りこんにゃく」作りに適し、昔から農閑期の作業として盛んに行われていたという。大正時代には400軒以上が製造していたが、現在は創業明治20年(1887年)の同店1軒のみだという。

「昔から続く素晴らしい伝統の製法を守っていきたい」と同店5代目の藤原尚嗣社長(27)。作業は3月末まで続く。

 1個600円。問い合わせは同店(0795・36・1282)へ。