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 子どもたちへの主権者教育をどう進めるかを考える催しが9日、松山市の愛媛大で開かれた。県内で主権者教育に取り組むNPO法人「NEXT CONEXION」が主催し、大学生ら約30人が参加した。

 模擬選挙などに取り組んでいる首都大学東京特任准教授の林大介さん(42)が最初に講演した。「子どもは有権者ではなくても主権者。『民主主義』を子ども時代から育み、社会の担い手を育てる」と活動に込める思いを説明。子どもの時から意見を表明して社会参加する大切さを訴えた。

 そして、日本の現状を「子どもたちが安心して意見を言え、受け止めてもらえる環境があるだろうか」と問題提起。ドイツでは、連邦議会議員選で小学生が候補者と議論したり、公園改修で子どもの思いを採り入れたりする取り組みがされていることを紹介した。

 その後、中央大(東京)や愛媛大などの学生たちが、高校生向けに主権者教育に取り組んだ成果を発表。「政治はとっつきにくい」という印象を払拭(ふっしょく)するため、高校生に身近な社会問題をテーマにしたことなどを説明した。(前田智)