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 国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)は8日、紛争が続く中東イエメンでの取材を予定していたジャーナリストの常岡浩介さんが日本外務省から旅券の返納を命じられたことについて、日本政府に対し、紛争地も含めた移動の自由を認めるよう求める声明を出した。

 常岡さんによると今月、羽田空港からイエメン入りし、同国の飢餓問題を取材する予定だったが、2日午後の出国審査で「旅券の返納命令が出ている」と告げられた。

 国境なき記者団は声明で、「常岡氏のようなジャーナリストたちの勇気がなければ、日本の人々は紛争当事者からもたらされる非常に偏った情報に頼らざるを得なくなる」と指摘し、「ジャーナリストの行動を制限する」ような日本政府の決定を「受け入れがたい」と批判した。(パリ=疋田多揚)