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 第2次世界大戦中、タイとミャンマー(旧ビルマ)を結ぶ「泰緬鉄道」の建設に従事し、亡くなった連合軍捕虜や現地労働者の慰霊祭が10日、タイ西部カンチャナブリで開かれた。タイ日本人会の主催で、戦時中に旧日本軍が犠牲者の慰霊碑を建ててから75周年の今年は約60人が参加した。

 泰緬鉄道は、旧日本軍が陸上輸送路を確保するための全長415キロの路線。建設期間が1年あまりの過酷な労働環境で、捕虜や現地の労働者数万人が犠牲になったとされ、「死の鉄道」とも呼ばれている。

 終戦直前の1944年に旧日本軍が、鉄道の拠点となったカンチャナブリに労働者の慰霊碑を建立。戦後、日本人会が碑の存在を知り、63年から毎年、慰霊祭を開いている。

 この日は日本人会会員や大使館関係者、自衛隊員が参加。僧侶の読経に続き、参加者が慰霊碑に向かい、焼香を上げた。同会の島田厚会長は「法要が後世に続くように努力したい」とあいさつした。(カンチャナブリ=染田屋竜太)