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 初優勝した宇野昌磨がフリーでルール改正後の世界最高得点をたたき出せた理由は、今季ミスが続いていた4回転ジャンプを3本きれいに決めたことだ。

 成功させたのは4回転フリップ、4回転トーループ、4回転トーループ―2回転トーループで、合計点は39・26点。出来栄え点(GOE)で7・96点もの加点を引きだした。これは単独のトリプルアクセル(3回転半)の基礎点(8・00点)とほぼ同じ点数だ。

 今季の国際大会のフリーでは、4本の4回転を入れていた。今大会は右足首の負傷で練習が十分積めず、4回転サルコーを外した。それでも質の高いジャンプで、8・42点離れていたショートプログラム(SP)1位のビンセント・ゾウ(米)らを逆転し、しかも合計得点で2位以下を15点以上離した。

 SP3位の金博洋(中)やゾウも、宇野と同じく3本の4回転を入れていた。だが、乱れた。3本の合計点はそれぞれ32・23点、28・52点。GOEもそれぞれ0・43点、マイナス0・54点だった。質の高さで宇野が上回った。

 宇野の技術点は104・48点で、唯一100点台に乗せた。表現力などを評価する演技構成点も宇野だけが90点台だった。「優勝をめざしたい」と語った3月の世界選手権に向けて、十分に期待が持てる演技だった。(浅野有美)

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