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 イランのロハニ大統領は、1979年のイスラム革命からイラン暦で40年となる11日、テヘランであった記念式典で演説し、「米国の陰謀が我々を打ち負かすのを許してはならない」と呼びかけた。昨年に核合意から離脱したトランプ米政権が再開した制裁で、イラン経済は低迷しており、反米感情をあおって国民の不満を抑える狙いもあるとみられる。

 雨が降り続くテヘラン西部のアザディ広場に設けられた式典の会場には、数万人が集まり、「米国に死を」とのスローガンを叫んだり、星条旗を燃やしたりした。ロハニ師は「結束し、合理的に行動して米国の制裁を無力化しなくてはならない」と語り、国民に結束を訴えた。

 トランプ政権が昨年8月以降に再開した制裁の影響で、イラン経済は悪化を続ける。現地通貨リアルの対ドルレートは昨年1月に比べて一時、3分の1以下にまで落ち込んだ。このため、輸入品を中心に物価が上昇し、市民生活を直撃している。ロハニ師は故ホメイニ師の廟(びょう)を訪れた1月30日にも「革命後、最も厳しい経済危機に直面している。多くは米国のせいだ」と語った。

 イランにとって特に厳しいのが、国家歳入の約6割を占めるとされる原油輸出の取引を対象として、昨年11月から再開された制裁だ。第三国も、イランと原油取引をすれば制裁対象となる。

 世界的な原油価格の上昇につながる懸念に配慮したトランプ政権は、日本など八つの国と地域に今年5月までの適用除外を認め、1月には日本企業も原油輸入を再開した。

 だが、トランプ政権はイランへ…

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