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 南米ベネズエラで独裁色を強めるマドゥロ大統領に反発し、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長側の代表団が11日、ローマ法王庁(バチカン)を訪問した。フランシスコ法王は、双方の求めがあれば仲裁に入る用意があると表明しており、代表団はバチカン国務省の高官らと面会して、暫定大統領の承認をめぐる国際社会の動向などについて意見交換したとみられる。

 バチカンは大統領の承認について、どちらの支持も表明せず中立の立場を保っている。ジソッティ報道官臨時代理は同日、「ベネズエラ国民の人権を守り、流血の事態を避けながら平和的な解決によって危機を乗り越えることに、バチカンは重大な関心を寄せている」とする声明を発表した。

 ベネズエラ問題をめぐっては、マドゥロ大統領が今月初め、フランシスコ法王に「グアイド氏側と対話できるよう助けてほしい」として、仲介を求める書簡を送っていた。(テッサロニキ=河原田慎一)