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 群馬県高崎市が4月から始める「子育てSOSサービス事業」。子育てに不安を抱える出産前の母親や幼児がいる家庭に、電話を受けた保健師やヘルパーが駆けつけて様々な支援をする。市が進める「待つ福祉から出向く福祉へ」の取り組みの一つで、産後うつなどによる幼児虐待を未然に防ぐ効果も期待される。

 支援内容は①調理、洗濯、掃除、買い物などの家事②授乳、おむつ交換、沐浴(もくよく)介助などの育児③育児に関する日常生活の相談など。事前登録は必要なく、利用したい時に専用電話(027・384・8009)に申し込む。利用時間は年末年始を除く午前8時~午後8時で、利用料は1時間につき250円。

 運営は市社会福祉協議会に委託し、市総合福祉センター内の事務室に市が派遣する保健師と社協の支援ヘルパーを配置。原則として1時間以内に、2人1組で利用者宅を訪問する。専門的知識を持つ保健師が相談に乗ることで、産後うつへの初歩的な対応にもあたることができる。

 市は2017年、妊娠や出産、育児、再就職などの相談・支援拠点として「子育てなんでもセンター」を開設。SOSサービス事業の目的について「支援を受けたい人が来るのを待つのではなく、こちらから積極的に出て行く福祉をめざす」と説明する。

 「出向く福祉」の取り組みは、介護保険サービスの谷間を埋める介護SOSサービス事業など、すでに他分野でも進めている。

 

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(日高敏景)