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 携帯電話大手KDDI(au)は12日、ネット証券大手のカブドットコム証券に最大約900億円を出資し発行済み株式の49%を取得すると発表した。携帯電話市場が頭打ちのなか、金融事業に力を入れる。

 KDDIは4月下旬以降、カブドットコム株を公開買い付けなどで取得。カブドットコムは来春までに社名を「auカブコム証券」に変える。現在は三菱UFJフィナンシャル・グループがカブドットコム株の約59%を子会社を通じて保有し、KDDIの出資後も51%を持ち続ける予定。

 KDDIはこの日、インターネット銀行「じぶん銀行」への出資割合を50%から約64%に高めて子会社化することも発表。ほかにもスマホ決済の「auペイ」を4月から始める予定だ。こうした金融サービスを、スマホのアプリから一元的に使えるようにすることで利便性を高める。KDDIの高橋誠社長は12日の会見で、手数料収入が見込めることに加え、「お客様との付き合いの期間を長くし、つながりを強くしていくこと」と説明。競争が激しい携帯電話業界で、客を囲い込むことで安定した通信料収入を得る意図もあるとした。

 近年は異業種から金融業界への…

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