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 東京タワーや六本木ヒルズを望む東京都心の古いオフィスビルが再開発され、姿を消そうとしている。平成が始まった1989年の秋、大同団結してできた労働組合の中央組織・連合がここに入居し、草創期を過ごした。それから30年、「発祥の地」の建物が無くなることにOBたちは様々に思いをめぐらせている。

 「この地が原点なんだよ。労働組合が本当に輝いていた時代だった」。東京都港区三田1丁目。首都高速が真横を走る6階建てのビルを見上げながら、菅井義夫さん(76)は、そう言って目を細めた。

 菅井さんは連合の初代中小労働対策局長を務めた。連合は結成された89年11月から3年余り、この地に本部を置いた。連合傘下の産業別労組である電機労連(現・電機連合)が所有するビルで、連合はワンフロアに間借りした。

 連合は、四つあった労組の中央組織が一緒になって結成された。社会党支持の「総評」と民社党支持の「同盟」の2大組織には、互いに激しく対立してきた経緯があった。どちらかの本部に入れば、あつれきをうむ。幹部の協議の末、どちらにも属していない電機労連のビルが選ばれた。

 連合結成の翌年、菅井さんはあ…

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