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 競泳女子日本代表の池江璃花子(18)が12日、自身のツイッターで明らかにした「白血病」。スポーツ界ではこれまでも、この難病と闘ってきた選手がいる。

 サッカーJ2新潟のDF早川史哉(25)は、復帰をめざしている段階だ。2011年の17歳以下(U17)ワールドカップ(W杯)に出場した逸材が、「急性白血病」と診断されたのは16年5月。プロ入りしたその年の開幕戦にフル出場し、順調にプロ人生を歩み出したところだった。宣告された直後は不安になったというが、元々前向きな性格で、すぐに気持ちは切り替わったという。「なるようにしかならない。必ず治ると信じていた」

 16年秋に骨髄移植手術を受け、翌年の6月に退院。その年の暮れには新潟のクラブハウスでバイクをこぐなどリハビリを始めた。昨年の春には新潟U18チームの練習に参加し、夏前からトップの練習に週に数回加わるようになり、練習試合にも出場できるまでに回復している。

 プロ野球では、オリックスなどで投手として活躍した岩下修一さん(45)がいる。プロ入り2年目だった01年の7月に「急性骨髄性白血病」と診断された。抗がん剤治療を4カ月間受け、翌年3月に11カ月ぶりに公式戦のマウンドに上がり、復活を果たした。その後も中継ぎ左腕として存在感を発揮し、06年に現役を引退。現在は日本ハムの打撃投手を務めている。

 ラグビーの元豪州代表で、現在はトップリーグの豊田自動織機に所属するクリスチャン・リアリーファノ(31)は16年に白血病と診断された。化学療法と妹からの骨髄移植を受け、寛解。発症から約1年後には競技へ復帰している。北米アイスホッケーリーグ(NHL)、ナッシュビル・プレデターズのブライアン・ボイル(34)は、「慢性骨髄性白血病」を克服した経験がある。

マラソン糟谷は悪性リンパ腫

 来月の東京マラソンに出場する糟谷(かすや)悟(35)=トヨタ紡織=は29歳だった2013年に悪性リンパ腫と診断され、手術を受けた。「池江選手も同じだろうが、診断された時は気持ちの整理がつかなかった。ただ、冷静になった時、戦っていくしかないと切り替えた。競技者としてけがを克服していくのと同じように捉えていこうと思った」

 抗がん剤治療などを経て、約1年後には競技会に復帰。16年元日には全日本実業団対抗駅伝も走った。「ジャマイカの選手が乳がんを克服して世界陸上に出場していたのを病室で見た。そうした前例が心強かった。白血病から復帰したスポーツ選手もいる。池江選手なら病気と戦えるメンタルがあると思う」と話していた。