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 東福岡高校(福岡市博多区)のボクシング部の男性監督(41)が昨秋、福岡県高校新人競技大会で「練習開始後8カ月経過」の参加資格に満たない1年生部員6人を不正に選手登録し、3人が試合に出場していたことが分かった。学校側は監督を解任し、無期限の謹慎処分にしている。日本ボクシング連盟は監督に対して文書で厳重注意処分(2日付)を出した。

 同連盟によると、この参加資格は全アマチュア選手を対象に、各都道府県の連盟に2011年に通達した。技術の未熟な選手の安全を守るために必要な期間とし、競技規則に準じたルールとされる。

 大会は昨年11月3~11日、同県太宰府市であった。同校は2年生7人、1年生10人を選手登録。監督は、1年生全員が8カ月以上の競技経験がある旨を記載した出場資格証明書を県連盟に提出した。

 大会中に「資格のない選手が出場している」と指摘があり、連盟が同校の1年生らに聞き取りした結果、実際は6人が「8カ月未満」と判明した。

 一部の1年生は連盟の聞き取りに対し「高校入学前から練習していた」などと偽って試合に出場。試合後の再度の聞き取りで資格がないことを認めたという。1人は医師の診察に頭痛を訴えたが、異常はなかったという。

 同校によると、監督は「ルール違反と分かっていたが、生徒に経験を積ませたかった」と話したといい、資格証明書の虚偽記載や生徒にうその説明を指示していたことを認めたという。同校は、大会直後の昨年11月12日付で、監督を解任し、教諭としても無期限の謹慎処分にした。

 県ボクシング連盟の医事委員長を務める大田恭弘医師は「ボクシングは頭部を殴り合うスポーツで危険を伴う。ルールはきちんと守るべきだ」と話している。