後藤一也
拡大する山田祐資さん=2018年12月10日、静岡県長泉町の静岡がんセンター
「現在は静岡がんセンターに入院しており、このまま緩和ケア病棟で他界する予定です」。静岡県の山田祐資(ゆうすけ)さんから記者に届いたメールには、そう書かれていた。38歳。小3と小1の娘の父親。希少がんの一つ「小腸がん」になった。いくつか治療を試したが、昨夏、それも難しくなった。緩和ケア病棟に入院中の昨年12月中旬、山田さんを訪ねた。
2016年6月。突然、おなかが痛くなった。
腸の途中が詰まり、「腸閉塞」になっていた。7月1日、手術が終わって目が覚めると、思いもよらぬことを医師から言われた。「小腸にがんがありましたが、手術で取りました」
小腸がんは早期の段階では、自…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:4823文字/全文:5123文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部