拡大する写真・図版 完全バリアフリーの明るいビルに生まれ変わった湘南モノレールの湘南江の島駅。「地域のランドマーク」を目指す=2019年2月13日午前10時25分、神奈川県藤沢市片瀬3丁目、織井優佳撮影

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 5階のホームまで階段を使わずにはたどり着けなかった湘南モノレールの湘南江の島駅(神奈川県藤沢市片瀬3丁目)が昨年末、完全バリアフリー化された。新駅ビルの供用開始から間もなく3カ月。改札階のルーフテラスからは天気が良ければ富士山が見え、地域の人が散歩の途中で立ち寄る眺望スポットになった。

 内陸の大船駅と海に近い湘南江の島駅を結ぶ湘南モノレールは、当初はさらに海側に終点の駅ができる計画で、約50年前にできた旧駅は途中駅のはずだった。

 しかし地元の反対で計画が変わり、図らずも終点となった湘南江の島駅のホームは地上5階にある。建設当時はバリアフリーの発想はなく、旧駅ビルは2~4階にエスカレーターがあったが、乗車までには階段を避けて通れなかった。

 2015年、社長就任前にこの駅を見てあぜんとした尾渡(おわたり)英生(ひでお)社長にとって、バリアフリー化は悲願だった。17年7月に始まった工事は約1年半続き、昨年12月に真新しいれんが色の駅ビルがお目見えした。

 道を隔てた江ノ電・江ノ島駅側の交差点に、新たにメインの出入り口が設けられた。エントランスホールはミニライブなどの会場にもなる。5階まで続くエスカレーターがあるのは、明るい吹き抜け空間。広々としたエレベーターも完備し、薄暗く古ぼけた以前の印象は一変した。階段の上り下りを強いられてきたお年寄りが、駅員に「本当に便利になって。ありがとう」と弾む声を掛けていくという。

 さらに尾渡社長は、高い場所にある不便なホームを、逆に「空と海をつなぐ湘南モノレール」のイメージ戦略に生かそうと考えた。列車が入線するホームは空色で、光が入る膜屋根と共に「天空の駅」を演出。同じ狙いで、改札を出たところには約90平方メートルのルーフテラスを設けた。

 丹沢や大山、箱根に富士山、も…

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