7カ国でサッカー指導 「プロ経験ない日本人」批判克服

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藤えりか
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サッカー指導者 八橋健一さん(50歳)

 1月の朝、京都・桂川からの冷たい風が吹くサッカー場で日本語と英語の指示が交互に響いた。「ジャンプ、全力疾走!」「肩甲骨を動かして」。身長168センチ、若手の誰よりキビキビと走り、とび、ひざを高く上げ、お手本を示す。

 昨年9月、関西リーグ1部「おこしやす京都AC」にやって来た。監督に助言する傍ら、獲得する外国人選手を推薦。そうして順次加入したガーナ人やキルギス人の選手を指導している。

 「彼らがJ1や国外のチームに移籍する足がかりになれば」

 京都ACの親会社、スポーツXの小山淳社長(42)と知り合い、「日本では希少な経歴と実績に感銘した」小山社長に昨年5月、京都行きを持ちかけられた。

 だが、これもあくまで一時的な顔。欧州に出ようとしてだまされる例も多い西アフリカの人材が日本で活躍する流れを作りたい同社と手を携え、「ガーナでアカデミーを率い、選手を世界へ」というのがめざす将来像だ。

 米国、キルギス、カタール

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