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 14日午後5時35分ごろ、埼玉県春日部市豊野町2丁目のプラスチック加工会社「東京山陽プラス」の従業員から「プラスチックの粉砕物が燃えている」と119番通報があった。県警春日部署によると、鉄骨2階建ての工場と、隣接する鉄骨3階建ての事務所が全焼した。従業員は全員避難し、けが人はいなかった。

 署によると、工場で従業員3人がリサイクルしたプラスチックを砕いて粉にしてタンクにためる作業をしていたところ、タンクの中から火が出たという。

 同社の男性社長は「工場でプラスチックのリサイクルをしていた。作業の工程で火は使わないが、静電気が発生する。こんなに燃えてしまうとは」と話した。近くの会社に勤める男性は「火事だという騒ぎを聞いて外に出ると、バーンと音がして工場から炎が高く上がっていた」と話した。

 出火直後に現場近くを通りかかったという女性(38)は「火柱が建物の倍くらいの高さまで上がり、顔が熱くなった。工場の前で泣きながら立ち尽くす男性を見た。ポン、ポンという破裂するような音がして爆発するのかと、すごく怖かった」と話した。

 現場は市南東部の国道4号バイパスに近い春日部市豊野工業団地の一角。