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 豊田城からスーパームーンを見よう――。今年最大の満月が見られる19日夕から20日真夜中にかけて、常総市は「豊田城」の愛称で知られる市地域交流センターを無料開放する。センターは4年前の常総水害で大きな被害を受けたが、今年3月に改修工事が終わるのを前に、観月会を通して常総の復興を知ってもらう狙いも込めた。

 センターは市の文化や歴史を紹介する城の形をした施設で、最上階の7階は展望室。常総水害では避難所になったものの、周囲が水没して孤立。電気系統や冷房施設、トイレなどが被害を受けた。2年前から、リニューアルしながら各階ごとに再開を進め、3月にすべての改修が終わる。

 市内有数の高さで、圏央道常総インターチェンジからもよく見えることから、市はセンターを「常総復興のシンボルにできないか」と、昨年のクリスマスにライトアップしたり、今年の元旦には展望室を無料開放して初日の出を見るイベントを催したりしてきた。

 今回はスーパームーンの19日午後5時ごろから、月が最も満ちる20日午前1時ごろまで、夜間無料開放して多くの人に来てもらおうと企画。飲食店などに出店してもらい、一夜限りでアルコールも解禁し、ミニコンサートも開くという。

 担当する市生涯学習課の土井義行課長は「城内には新たに常総水害を紹介するコーナーも加えた。月見と同時に水害を乗り越えてきた歴史も見てもらえたら」と話す。問い合わせは市生涯学習課(0297・30・8880)へ。(三嶋伸一)