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 競馬でデビュー4年目の藤田菜七子(ななこ)騎手(21)が初めてGⅠレースに出場する。騎乗するのはフェブラリーS(17日、東京競馬場)のコパノキッキングだ。初コンビを組む4歳馬もまた、GⅠレースに初めて挑む。

 15日朝、枠順が決まった。コパノキッキングは7枠11番。風水の研究家で「ドクター・コパ」の名で知られる馬主の小林祥晃さんは「願い通り、外枠の7枠が当たりました。7枠はリッキーが優勝した枠」と自身のSNSでつぶやいた。

 2014年、小林さんの所有馬コパノリッキーは7枠13番からスタートしてフェブラリーSで優勝。小林さんにとってゲンのいい枠順であり、藤田騎手の名前とも重なる「ナナ枠」だ。

 コパノキッキングは15年3月、米国で生まれた。17年にあった競り市に出場し、小林さんが10万ドル(約1100万円)で落札した。激しい性格を抑えるため、デビュー前に去勢手術を受けた。昨年2月にダートでデビューすると2着に8馬身もの差をつけて圧勝。その後も6勝を上乗せし、ダート戦でトップクラスにのし上がった。

 フェブラリーSの課題は距離だ。これまでの9戦で1400メートルまでしか経験がなく、1600メートルを走るのは初めてだ。レースの序盤でむきにならず、後半にスタミナを温存できるかどうか。馬への当たりが柔らかい藤田の手綱さばきが重要になる。

 「不安と楽しみがあるが、今は楽しみの方が大きい」。藤田は14日の会見で語った。(有吉正徳)