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 8月の阿波踊り本番の熱気、一年中味わって――。徳島市は2019年度、阿波おどり会館(新町橋2丁目)にバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)の技術を使った新アトラクションを導入する。特殊なカメラで撮影した映像と音を、専用のゴーグルを通して臨場感たっぷりに体験してもらうという。

 市は新年度当初予算案に「阿波おどり会館施設整備事業」として1080万円を計上した。今年8月の阿波踊り期間中、演舞場、街角での「輪踊り」、鉦(かね)や三味線、太鼓など鳴り物のグループの演奏の3種類を撮影し、それぞれ2分ほどの映像に編集する。VR用のゴーグルを着けて観賞すれば、観賞者が実際に演舞の中に入り込んだような感覚を味わえるという仕組み。19年度中の開設を目指すという。

 阿波おどり会館3階のミュージアムには現在も、専用のメガネをかけて3D映像を体験する設備があるが、開設から10年近くたって老朽化していることから、新技術を使った新しい設備に更新することにしたという。

 市観光課の担当者は「一年中いつ訪れても、熱気あふれる8月の街角を体験できるようにしたい。阿波踊りを知らない人たちや外国の人たちにも、阿波踊りの魅力を体感してもらえれば」と話す。(佐藤常敬)

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