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 ドイツのミュンヘンで15日に開かれた日韓外相会談を巡って韓国外交省は16日、慰安婦問題に絡んで天皇陛下に謝罪を求めた文喜相(ムンヒサン)国会議長の発言について、日本側から謝罪や撤回を求める発言はなかったとするコメントを発表した。日本の外務省関係者の説明では、河野太郎外相は韓国の康京和(カンギョンファ)外相に対し、謝罪や撤回を求める立場を改めて伝えたとしている。

 韓国政府は、この問題で謝罪や撤回に応じる考えはないとする文氏の立場を支持している。外交省のコメントには、抗議を受けた事実を認めない姿勢を強調する意図がありそうだ。

 韓国の李洛淵(イナギョン)首相も14日、日韓議員連盟会長を務める額賀福志郎元財務相との会談で、文氏発言への抗議を受けたと伝えられたことを念頭に「本人が語っていない話を伝えた」と語っていた。(ソウル=牧野愛博)