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 プロ2年目を迎えた日本ハムの清宮幸太郎(19)は昨年に比べ、落ち着いてキャンプを過ごしている。「練習の流れが分かるし、周りのみなさんが自分のことを分かってくれてやりやすい」とにっこり。チームの顔として期待されるスラッガーは今年、どんな姿を見せてくれるのか。

 「くそー、こいつと一緒に打つと力むわあ」。清宮と一緒の組でフリー打撃をしていた近藤健介(25)が思わず叫んだ。清宮が柵越えを打つと「取ってこい!自分で」と冗談を飛ばす。清宮の飛ばす力は認めている。「大谷翔平とは言わないけれど、あれはすごい」

 近藤は身長173センチと小柄だが、横浜高(神奈川)からプロ4年目には打率3割をマークした好打者。清宮がどうしたらいいかを聞いてみた。「能力だけで打てる世界じゃない。相手もプロで、同じ打たれ方はしてくれない。自分で気づいて打撃を深く考える。あいつにはこれから毎年打ってもらわないと」と、勝負の世界の先輩として力説した。要は投手との駆け引きを磨け、ということだろう。

 昨年、清宮は180打席で32安打19四死球、7本塁打。内角を攻められ、外の球で凡退させられる打席が目立った。内角の対応は、とくにスラッガーが苦心する。清宮は「無理に打ちにいきたくないけど、見過ぎて受けてしまうのも違うなあと。あんばいは難しいけど、そこは迷っても仕方がない。ストライクを打ち損じないことが大事」。縮こまることなく攻めの打撃で挑むつもりだ。(坂名信行)