[PR]

 第69回ベルリン国際映画祭の授賞式が16日夜(日本時間17日未明)に開かれ、コンペティション部門の最高賞である金熊賞に、イスラエル出身のナダブ・ラピド監督の「シノニムズ」(仏など合作)が選ばれた。国籍を捨てたいイスラエル出身の若者がパリに渡り、土地に順応しようともがく様を皮肉を交えて描いた。監督の実体験をもとに製作した。

 また、大阪市出身のHIKARI監督の初長編「37 Seconds」が、幅広い作品を集めたパノラマ部門の観客賞と、全部門を通じて1作品だけ選ばれる国際アートシアター連盟賞を受賞した。脳性まひの若い女性が、自身の障害と向き合いながら成長していく姿を描いた。同監督は米国を拠点に活動している。

 コンペ部門の他の主な受賞結果は次の通り。審査員大賞=「バイ・ザ・グレース・オブ・ゴッド」(フランソワ・オゾン監督)▽監督賞=アンゲラ・シャーネレク監督「アイ・ワズ・アットホーム、バット」▽男優賞=ワン・ジンチュン「さらば、息子よ」▽女優賞=ヨン・メイ「同」▽脚本賞=ロベルト・サビアーノほか「ピラニアズ」▽アルフレッド・バウアー賞=「システムクラッシャー」(ノラ・フィングシャイト監督)▽芸術貢献賞・撮影=ラスムス・ビドバク「アウト・スティーリング・ホース」(ベルリン=小峰健二)