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 北朝鮮による拉致被害者家族会と支援団体「救う会」が17日に東京都内で会見し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に向けて「全拉致被害者の即時一括帰国を決断していただきたい」というメッセージを公表した。家族会、救う会が正恩氏宛てのメッセージを示すのは初めて。

 メッセージは即時一括帰国を前提としたうえで「実現するのであれば、私たちは拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はない。家族会は被害者と静かな日常生活を送ることを切望し、救う会もその実現を日本政府に求めるだけだ」などとしている。正恩氏の肩書は国家の最高位に当たる「国務委員長殿」とした。救う会のHPに掲載し、朝鮮語と英語でも発信するという。

 メッセージに自筆で署名した家族会代表の飯塚繁雄さん(80)は「日本政府には、どうやったら(北朝鮮との)実質協議に持ち込めるか考えてほしい」と訴えた。