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 先月20日にあった茨城県八千代町長選をめぐり、落選した候補者の男らが公職選挙法違反(物品買収の申し込み、事前運動)容疑で県警に逮捕された事件で、候補者の男らが3千~4千箱の梅干しを購入していたことが18日、捜査関係者への取材でわかった。町の全世帯数は7659世帯(2月1日現在)で、県警は大規模な買収が行われた可能性があるとみて捜査している。

 逮捕されたのは前町議で候補者の会社員、国府田利明容疑者(36)=同町蕗田=と父親で元町議の会社役員、利実容疑者(75)=同=。昨年11月下旬から12月下旬、町内の有権者5人の自宅を訪ね、梅干し1箱(販売価格2千円相当)を報酬として渡すと約束し、投票と票の取りまとめを依頼した疑いで逮捕された。

 捜査関係者によると、梅干しの箱などから、利明容疑者らが和歌山県の業者から、通販で3千~4千箱の梅干しを購入していたことを確認したという。町の全世帯数の半数近くにあたる個数で、県警は、多くの町民を買収しようとした可能性があるとみて、実際に梅干しを受け取った有権者の数を調べている。