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 量子力学の原理を応用した世界初の衛星暗号通信を成功させた中国のトップ量子物理学者、潘建偉・中国科学技術大教授が、米政府からビザが発給されず、17日までワシントンで開かれた学会に参加できなかった。米国では米中摩擦の影響を受け、中国への知的財産流出の懸念が高まっており、科学交流の場が影響を受けた形だ。

 潘氏は、中国では「量子の父」と呼ばれる。2016年に中国が打ち上げた世界初の量子通信衛星「墨子号」プロジェクトの中心人物だ。国への助言機関、全国政治協商会議の委員にも選ばれた。34人の中国人チームを率い、約1200キロという長距離で量子暗号を使った衛星通信に成功。17年に発表した論文は、世界最大級の科学者団体「米科学振興協会」(AAAS)が発行する科学誌サイエンスの、その年の最優秀論文に中国勢として初めて選ばれた。今回、AAASの年次総会に授賞のために招かれ、講演する予定だった。

 AAASのホックフィールド会…

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