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 名古屋市は18日、中区の「栄バスターミナル噴水南のりば」の移転に伴い、跡地に暫定的に広場をつくると発表した。グラウンドやステージ、カフェなどを設け、栄中心部のにぎわいづくりに役立てる。来年1月に開業し、2023年3月に取り壊すという。

 市によると事業用地は約4千平方メートル。中日新聞社を中心とした企業グループが、人工芝のグラウンドや70メートルトラックを設け、スポーツをテーマにした大規模イベントをできるようにする。東京五輪期間中にはパブリックビューイングも開く。今年7月にも着工する。事業費は非公表。

 市はリニア中央新幹線が開業する27年を見据え、市中心部を貫く久屋大通公園の再開発を進めている。名古屋テレビ塔を含む北地区の工事は1月に始まったが、栄バスターミナルを含む南地区の再開発計画はまだ決まっていない。栄バスターミナルは3月末に近くの複合施設「オアシス21」周辺に移すが、跡地については再開発計画が固まるまでは集客・交流拠点にすると決め、事業提案を募っていた。

 栄バスターミナルの東隣にある「中部日本ビルディング」(中日ビル)は、24年度にも超高層ビルに建て替えられる。北西にある市の所有地(栄角地)も、大丸松坂屋百貨店などによる複合商業ビルの開業が同時期に予定されるなど、栄地区の再開発の動きが加速している。(関謙次)