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 静岡県と県教育委員会は4月から、中高生を中心に広がりをみせているゲーム障害とネット依存症の対策に乗り出す。新年度予算に720万円を計上した。

 県教委社会教育課は、中高生2千人を対象にネット依存度チェックを実施。ネットの閲覧時間やスマートフォンが手放せないかどうかなどを聞き取る。モデル事業として中高生15人に自然体験学習施設でのスマホ断ち合宿も計画。学校関係者、医療関係者を対象に、県内3カ所で、ネット依存に関する講演会を開く。

 県障害福祉課は、依存症治療に実績のある聖明病院(富士市)で、ゲーム障害・ネット依存症患者75人とその家族を対象にした相談・回復プログラムを実施する。期間は2カ月間。相談・アセスメントの後、本人は週1回、回復支援プログラム(全7回)を受診。家族は家族教室(全3回)に参加する。同病院などの協力で、中学生から大学生までを対象にしたネット依存症に関するリーフレット21万部を作り、配布する。

 県によると、都道府県がネット依存症対策に取り組むのは秋田、兵庫、大分、神奈川に続いて5例目。(阿久沢悦子)