拡大する写真・図版東京電力福島第一原発の敷地に置かれた汚染水のタンク=2019年2月17日午前11時15分、朝日新聞社ヘリから、福留庸友撮影

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 東京電力福島第一原発の汚染水対策が暗礁に乗り上げている。タンクで処分を待つ水は100万トンに達し、敷地内の保管容量は2年以内に東電が計画する上限に達する。時間切れが迫る中、処分法をめぐる政府や東電の議論は迷走し、なし崩しで海への排水が始まりかねないと地元は警戒を強めている。

保管100万トン超える

 「すぐにタンクがいっぱいになることはないが、余裕があるわけではない」。東京電力は18日、福島第一原発で保管する処理済みの汚染水が100万トンを超えたと発表した。事故から8年がたった今も汚染水は増え続けている。

 メルトダウンを起こした1~3号機の原子炉では、溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やすために注水が続く。この水は循環させて再利用しているが、建屋には地下水が1日に100トン前後も新たに流れ込む。

 汚染水対策は、試行錯誤を繰り返してきた。大半の放射性物質は装置で取り除けるが、トリチウムは残ってしまうため、ため続けている。全国のほかの原発などから出るトリチウムを含む水は、通常は、濃度が基準値以下であることを確かめた上で海に流している。

 福島第一の構内には、汚染水を…

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