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 東京都文京区の自宅で2016年に妻を殺害したとして、殺人罪に問われた講談社のコミック誌「モーニング」元編集次長・朴鐘顕(パクチョンヒョン)被告(43)=休職中=に対する裁判員裁判の初公判が19日、東京地裁であった。朴被告は「私は妻を殺していません」と無罪を主張し、弁護人は「他殺ではなく自殺だ」と述べた。

 冒頭陳述で検察側は、被告は16年8月9日未明、子育てをめぐる口論から、寝室で妻(当時38)の首を圧迫して殺害したと指摘。犯行を隠すため、意識を失った妻を階段から転落させ、「自殺した」と119番通報したと主張した。

 弁護側は、妻は4人の子育てで精神的に不安定になり、8日夕には被告に「涙が止まらない」とメールを送っていたと指摘。被告が帰宅すると包丁で自殺しようとし、被告が子どもを避難させている間に階段で首をつったと反論した。(阿部峻介)