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 「嵐との出会いは人生の宝」。来春完成予定の八ツ場ダム(群馬県長野原町)に臨む川原湯温泉街で唯一の土産物店「お福」を営む樋田ふさ子さん(89)は、14年前からアイドルグループ「嵐」のファンだ。ダムに翻弄(ほんろう)された人生に、嵐と過ごした半日の思い出が一筋の光となっている。

 水没予定地の旧温泉街から集団移転した高台の造成地に、店はある。自家製の川原湯名物「名勝もなか」などを販売している店内には、腕を組んだふさ子さんと夫の淳一郎さん(91)、そして2人と手をつなぐ嵐の大野智さん(38)と二宮和也さん(35)が描かれた絵がある。その絵を見に来た嵐ファンがくれた嵐の写真やCD、ファンが書いた寄せ書き帳なども展示されている。

 嵐の2人が、移転前の旧温泉街にあった店を訪れたのは2005年6月。嵐が1日だけの孫になり、手伝いをするというテレビ番組の企画で、「ダムに沈む温泉街」と紹介された。

 番組の中で二宮さんは、ふさ子さんと名勝もなかを作った。大野さんは、ダムによる立ち退きに備え、淳一郎さんと荷造りをした。ふさ子さんと淳一郎さんは、慣れ親しんだのどかな里山をダム建設で追われる寂しさや不安を打ち明けた。大野さんと二宮さんは複雑な表情を浮かべた。

 大野さんは、この地がダム湖に…

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