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 口腔(こうくう)がんは、舌や歯肉やほおの粘膜などにできるがん。白血病などと同じ数が少ない「希少がん」に分類されるが、患者数は増えている。

 最も多いのが堀ちえみさんが公表した舌がんで、口腔がんのうち4割以上を占める。漫談家のケーシー高峰さんや、甘利明・元経済再生相も舌がんにかかったことを明らかにしている。

 喫煙と過度の飲酒の習慣があるとかかりやすいと考えられている。60歳代以上の男性に多いが、若い女性にも増えている。口内炎だと思って放置され、発見が遅れるケースもある。

 口腔がんは、特別な装置がなくても専門知識がある歯科医や口腔外科医らが目で見てわかる。治療の基本は手術でがんを切除することだが、東京歯科大学の片倉朗教授(口腔病態外科)は「手術で舌を大きく切ると、食事や発話が難しくなるなど生活の質が大きく落ちる」と話す。

 口内炎のような症状が長引く場合、早めに専門医に相談することが望ましい。(勝田敏彦)