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 第2次大戦中に朝鮮半島から徴用され、機械メーカー・不二越(本社・東京)の工場で働かされた韓国人や遺族らによる損害賠償請求訴訟の支援者らが19日、富山市内であった同社の株主総会に出席した。賠償や謝罪に対する認識などを質問したが、会社側は「強制連行や強制労働の事実はない」などと答えたという。

 ソウル高裁などは先月、同社を巡る損害賠償訴訟3件で、いずれも同社の控訴を棄却した。同社によると2件は上告し、残る1件も上告する予定という。

 19日の株主総会で「不二越訴訟を支援する北陸連絡会」(富山市)のメンバーらは、訴訟の原告側が韓国内の同社資産を差し押さえる意向を示したことを踏まえ、同社に謝罪と賠償の意思などを尋ねた。会社側は「当社の一貫した姿勢を上告審で訴える」と答えたという。同会は「話し合いの余地はない」と判断し、原告側代理人と連絡を取り、資産差し押さえの手続きを進めてもらうという。(竹田和博)