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 権利者の許可なくインターネットに上げられた漫画や論文などあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする政府の方針をめぐり、著作権の専門家ら80人余りが19日、違法とする行為を絞り込むよう求める緊急声明を発表した。

 著作権法学の第一人者の中山信弘・東京大名誉教授らが呼びかけ、今回の法改正の方針をまとめた文化審議会著作権分科会の小委員会の委員26人のうち6人や、ジャーナリストの津田大介さんらが名を連ねた。

 声明では「被害が深刻な海賊版への対策に必要な範囲に限定されるべき」だとして、「原作のまま」で「著作権者の利益が不当に害される場合」に限って違法にすることを提案。スクリーンショットなど情報収集のための日常的な行為と、著作権者に深刻な経済的打撃を与える海賊版のダウンロードは区別して法規制をかけるべきだと主張している。(上田真由美)