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 魏・呉・蜀の3国が覇権を争った中国の「三国志」の世界を出土遺物で再現する特別展「三国志」(朝日新聞社など主催)が7月9日から9月16日まで、東京・上野の東京国立博物館で開かれる(10月から福岡県太宰府市の九州国立博物館へ巡回)。20日に記者発表があり、世界最古の白磁や、三国志の英雄・曹操の墓である「曹操高陵(こうりょう)」の出土品などが初めて来日することが明らかになった。

 展示されるのは、曹操を指す「魏武王(ぎのぶおう)」と記された石牌(せきはい)や、埋葬する貴人の手に握らせた「玉豚(ぎょくとん)」、呉の名将・朱然の墓から出土した「童子図盤」、海洋国家・呉ならではの船の模型「貨客船」など約170件。企画した東京国立博物館の市元塁(いちもとるい)・主任研究員は「この10年で三国志に関わる多くの考古学的成果があった。出土遺物に立ち返ることで、新しい三国志像を構築したい」と話した。(編集委員・宮代栄一)